工法について

代表的な構造、工法について、簡単に説明します。

 

工法について

空樂は平屋建て・2階建ての住宅でしたら木造在来工法(軸組構造)をお勧めします。

その理由は、第1に日本の気候風土に最も適していると思うからです。作風でもお話ししましたが、室内環境を整える上で空気の浄化能力・調湿性や肌合いなど優れた性能を持っているからです。又、建物の重量が他の工法に比べ軽いため基礎にかかる負担が小さく、経済的負担が少なくてすみます。
さらに、空間設定の自由度も高く、材料の加工が容易なため将来の増改築に対応しやすいですし、耐久性についても湿度と火から守っていれば、60年以上(空樂は100年を目指しています)は悠にあるはずと考えてます。構造強度でも、今までの地震の歴史をふまえ研究され他の工法に比べて劣ることはありません。
これらは、設計力と施工力及び建主さんの三位一体となったチ−ムがあってこそ実現することですが…。

その他、建物を造る一般的な材料として鉄と鉄筋コンクリ−ト及び、住宅ではあまりなじみがないのですが、石や煉瓦やコンクリ−トブロックなどもあります。更に、構造として軸組構造(柱と梁で構成)・壁式構造(壁と床板で構成…鉄骨にはありません)・組積造(ログハウス・石積みなど)が考えられます。この材料と構造をどのように組み合わせるかで性質・デザイン・経済性などに大きく影響してきます。

シャ−プで開放感のあるデザインや、3階建てを容易に組み立てるには鉄骨構造が向いています。元来鉄骨は大きなスパン(柱と柱の間隔)を生み出すのが得意ですし、鉄筋コンクリ−トより軽い構造ですから比較的安く造れます。ただし、振動や熱が伝わりやすい性質ですので充分な配慮が必要です。

重厚で堅牢なデザインや曲面の構成には鉄筋コンクリ−ト造が適していると思います。火に強く気密性が高い材料ですし、コンクリ−ト打ち放しの様にそれ自体で仕上げの役割を持たせることが可能です。素材を生かす点で、空樂が提案する「和風」に共感出来るところもありますし、デザイン上木質との相性もよくとても魅力的な工法だと思います。ただし、建物の重量がとても重いために基礎にかかる負担が大きく(地盤の強度によっては杭を打つ必要があります)ロ−コスト化が難しい工法といえるでしょう。

石や煉瓦に代表する組積造は、断熱効果もあり(構造上壁が厚くなるため)重厚感もあり何ともすてきな雰囲気を醸しだします。(最近テレビドラマの「北の国から」で五郎さんの家を見られた方も多いと思います。)また、鉄やガラスなどの無機的な材料を組み合わせるととても面白い効果を生み出します。この工法も魅力的なのですが、やはり重いということと、材料を1つ1つ積み上げるため手間と時間がかかりかなり高価な工事費になってしまいます(ログハウスに関しては比較的安くできる様ですが…)。

このようにどの工法をとっても魅力的です。空楽は最初に工法を限定するのではなく、要求される空間の大きさや質、及び敷地周辺の状況をふまえて選択しています。
冒頭でお話しましたように、経済性を第一義に考えるとト−タルバランスの良さで木造の軸組工法がベストの選択といえるでしょう。

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