作風

外回りのプラン

〜建物とその外回り。つながりあうデザインを〜

 


外部空間の役割


建築は、内側(インテリア)について多くを語られ、イメ−ジしたり望んだりしがちです。ですが、立体であるため、もう1つの大切な要素としての外観を無視することは出来ません。狭小な敷地で、1面しか外観が見えないとしても、その1面から醸し出される雰囲気は、とても大切な意味をもっています。それは、住む人の個性を社会に対して表現しているようなものなのです。つまり、「家族の顔」です。その建物の存在する地域周辺に対して、調和するなり、個性を表明するなり、文化的な存在価値や責任がうまれます。1つの建物(住宅)は家族のものですが、同時に社会を構成する上でとても大事な意味を持っているものなのです。

空楽とタイアップしてくださる「青梅造園」さんの作品。テーマ「融合」

2002.5. 大田区多摩川園のガーデンショールームに出展された作品です。

 −作庭処ー
 青梅造園  代表 萱森 敬記 
 TEL 042-561-8063

 

内部空間と外部空間の融合

それでは、建物の廻りへと目を向けてみましょう。道路や隣地の境界までの空間があります。南面に極力広いスペ−スを確保して「庭」となり、西面・北面は生活用のスペ−ス(エアコンの室外機置き場・ゴミの一時保管場所など)やただの空地としてしまっているケ−スが多いようです。「庭」なり「空地」をもっと積極的に取り込むことで、室内空間と融合させ、より豊かな空間を生み出すことができます。
「庭」には、鑑賞的なものと、使用するものとに分かれます。鑑賞的なものには、庭園やバスコ−ト・アプロ−チなど。使用するものには、アプロ−チ・カ−ポ−ト・サ−ビスヤ−ド・物干し場などです。これらの空間も「プランニング」でお話しましたように、様々な角度から考察し組立直すことでより楽しくステキな空間へと様変わりします。

ex1)バスコ−ト


    このとき、窓(換気用とは別に)の位置を浴槽の縁まで下げることにより外部を
    眺めやすくします。温泉気分が味わえ、リラクゼ−ション効果を高められます。

ex2)食堂前のテラス
    「火場」(空樂は囲炉裏のある空間をこう呼びます)を設置すればホ−ムパ−テ
    ィ−にも役立ち、自分たちで料理しながら食事するアウトドアライフが楽しめ
    ます。何より、「火」を直接眺めるのはリラクゼ−ション効果が得られます。

ex3)リビング前のテラス
     「火場」にも共通しますが、室内の床面とテラスのデッキ面のレベルをほぼ同
    じにすることで、空間の連続性が得られより広く感じます。また、テラスの先
    の「庭園」内に緑で囲まれた別空間を造りそこでお酒やお茶などを楽しめる
    用にすればアウトドアリビングとなり小さな森林浴効果も期待出来そうです。


このように、外部空間を積極的に取り込むことで内部空間の一部となり、建物との一体感が生まれます。またアプロ−チは、朝、気持ちよく送り出してくれたり、夕方(夜)の帰宅時には暖かく迎入れてくれる大事な空間です。たとえアプロ−チの距離が短くても(長い方が効果的ですが)様々な工夫でデザインすることが出来ます。
ここでは鑑賞的な庭を代表に取り上げましたが、その他にも色々なアイデアがありますし、ご一緒に考えることで新しい発見できることと思います。

都心から離れた郊外でない限り、なかなか周辺の自然環境に期待する事が困難です。せめてご自分の敷地や建物内で良い環境造りをする必要があると思います。
逆にこれらの良い環境の住宅が増えればその町全体の住環境も改善され、魅力的な住宅街とるのですが…。

 

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